もうすぐ夏休み!
みなさまは、今年の夏の予定は決まりましたか?
海やプールなどのレジャー施設へのおでかけもいいですが、今年の夏は、やらなきゃいけないとわかっていても、なかなかできないこと!「自転車の全体点検をする」というのはいかがでしょうか?
■ 自転車屋さんの点検って何をするの?
ただ自転車屋さんの点検といっても、どこまでやってくれるの?
気になっているところは、直してくれるの?など、意外とわからないところ。
自転車屋さんの点検は、ずばり
ご自宅で簡単にはできない部分も細かくチェック!
専用工具を使用して、安全に快適に乗れるかどうかのチェックをしています。
☑ 車輪の振れやガタツキチェック
たとえば、車輪に振れやガタツキがないか・・・
ガタや振れが出てしまっていると、走行中に安定して走れなくなったり、いきなり車輪がストップしてしまったり、状態がひどいと大きな事故にもつながります。
なかでも一番多いのが、車輪がまっすぐに回転せず、グネグネと振れてしまうこと。
最近では、前車輪をレールに入れて、とめる駐輪場がほとんどになっています。
前車輪を固定した状態で、自転車を動かしたり、倒れたりすると知らない間に、車輪が振れてしまっているということも多いので、走行中に違和感を感じたり、心当たりのある方は、早めに相談しましょう!
☑ クランクのゆるみ、ガタツキチェック
クランクとは、ペダルがついている、いわゆる自転車を漕ぐ部分です。
こちらも、異音やガタつきがないかをチェックします。
ここは細かな部品が集まっている部分で、自転車にとっても、重要な箇所。
万が一、ゴリゴリというような金属音が出ている場合は、細かな部品が破損していることがあります。
そうなる前に、ゆるみやガタツキなどを定期的にチェックする必要があります。
☑ 変速のチェック
普段なにげなく使用している自転車の変速、坂道が多い地域では、変速付き自転車でギアを軽くして利用されていたり、何かと使用する頻度が多いかと思います。
変速を使っていてるのはもちろん、使っていなくても点検や調整が必要です。
変速のワイヤーが伸びていたり、変速にずれがある場合は、走行中の異音発生にもつながる為、ここもしっかりとチェックします。
☑ ブレーキのチェック
ブレーキの効き、弱くなっていませんか?
ブレーキのワイヤーが伸びていたり、パッドがすり減っていると、咄嗟にブレーキをかけても止まることが出来なかったり、坂道でブレーキが効かない!ということもあります。
なんとなく、ブレーキが効かない気がする…
ブレーキをかけると変な異音がする…
その「なんとなく」の気づきが大事です!
ブレーキが効かないということは、大きな事故につながる可能性があり、人の命に関わる部分でもあります。
自分の自転車は、大丈夫かどうか、修理が必要な場合は、早めに対応しましょう。
☑ タイヤやバルブのチェック
タイヤの空気補充はもちろん重要ですが、タイヤの状態や空気を入れるバルブの状態もチェックする必要があります。
タイヤの溝が薄くなっている、亀裂や穴が開いているなどの症状がある場合は、走行中のパンクにつながる恐れもあるので、早めに交換することをオススメします。
またパンクの原因として一番多いのは、バルブの虫ゴム劣化による空気漏れ。
虫ゴムは、タイヤの空気が漏れないよう蓋をする役割があります。
部品自体は、かなり小さなものなので、夏場の熱や空気圧に負け、穴が開いてしまったり、点検せずにそのままにしていると虫ゴム劣化が原因でパンクしてしまうということも多いです。
そのため、定期的にバルブを抜いて、チェックする必要があります。
しかし、一度バルブを抜くということは、タイヤの空気を全て抜くということになるので、おうちで定期的に行うには、手間になってしまう部分でもあります。
そういう時にオススメなのが、
「虫ゴムがいらないバルブ」スーパー虫ゴム!
こちらは、名前の通り、劣化しやすい虫ゴムがもともと使われていないバルブです。
定期的なバルブチェックが難しい方は、虫ゴムが劣化する前にこちらに変えておくと、パンクの防止にもつながるためオススメです。
パンクが気になるという方は、ぜひ一度ご相談ください!
他にも、ハンドルやサドルの高さが、使われる方の体格に合っているかなど、実際に使用される方が少しでも、快適に安全に自転車をご利用いただけるようにチェックするというのも大切なこと!
特に学生さんは、成長期もあるため、身長が伸びて、前よりも漕ぎにくいということもあります。
サドルはご自宅で調整できるものが多いですが、ハンドルはほとんどの場合、専用工具が必要です。
低すぎるのも、漕ぎにくいという原因になるので、買ってから一度も調整していないという方は、ご相談いただくことをお勧めします。
■ おうちでできる自転車の乗車前点検
自転車乗車前に行う点検の合言葉として、よく言われるのが、「ブ・タ・は・しゃ・べる」。
ブ:ブレーキのチェック
・ 前後のブレーキは聞くかどうか
・ ブレーキの異音はするかどうか
タ:タイヤのチェック
・ タイヤの空気は十分に入っているかどうか
・ 表面のすり減り、刺さりものはないかどうか
は:反射板のチェック
・ 反射板はきちんと取り付けてあるかどうか(前後車輪、ペダルなど)
・ 反射板のくもりがないか
しゃ:車体(ハンドル・サドル・チェーン)のチェック
・ フレームに亀裂やサビが発生していないか
・ ハンドル、サドルまわりにガタツキはないか
・ ハンドル、サドルの高さは自分に合っているか
・ チェーンがサビていたり、伸び、破損はないか
・ チェーン周りに異音はないか
ベル:ベルのチェック
・ ベルは破損していないか
・ ベルはきちんとなるかどうか
この合言葉を覚えて、「乗車前点検」!
自分でも簡単チェックしてみましょう。
自転車を安全に快適に乗るには、定期的な点検が不可欠です。
本当は気になっていたことも、そのまま乗り続けてしまうと、大きな事故につながるも可能性があります。
そうなる前にじっくり自転車を観察して、気になるところがあれば、お近くのサイクルオリンピックへ!
夏場は自転車の空気も特に抜けやすい時期なので、自転車でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。